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コインパレスのコインコンシェルジュブログ

2016.02.20ナポレオン

ナポレオンが生きた「アンシャン=レジーム」とは?

みなさん、アンシャン=レジームという言葉をご存知でしょうか。
アンシャン=レジームは、「古い体制」という意味で、通常は「旧制度」と訳されます。具体的には、フランス革命以前、ブルボン朝時代の絶対王政下のフランスの政治や社会のことを指します。

当時、ブルボン朝の国王を頂点とし、聖職者を第一身分、貴族を第二身分とし、これらの身分を特権階級と分類していた。
ナポレオン・ボナパルトも故郷のコルシカ島がフランスの領土となったことでフランスの貴族となり、特権階級に属していた。そのため、ナポレオンは、陸軍士官学校に通うことができ、兵士としての才能を発揮することができました。

しかし、この恩恵を受けることができたのは、ほんの一部の人間だけで、商人や農民は第三身分とされ、農民は農奴として重い負担をかけられていたそうです。数では圧倒的に第三身分が多く、パリなどの都市部ではブルジョアと呼ばれる資本家も成長を遂げていましたが、当時はまだ力が弱く、参政権も認められていませんでした。その一方、第一身分と第二身分の人々は農民の支配や免税が認められ、力の差が歴然でした。

当時のフランスはヨーロッパでの領地拡大のため戦争やイギリスとの植民地戦争など多くの戦争を繰り広げていたことによって、国家財政が危機に瀕していました。そこに追い打ちをかけたのが、アメリカ独立戦争だと言われています。

アメリカ独立戦争は財政面だけでなく、思想にも大きな影響を及ぼしたと考えられます。このアメリカ合衆国の独立は、ジョン=ロックの主張した抵抗権の正当性を裏付けるものだったからです。

その頃、フランス国内では国家財政が危機に瀕しているにもかかわらず、貴族の贅沢な生活だけが続いており、これを維持しようとしたルイ16世が財政改革に取り組みました。
主な取り組みとしては、重農主義経済学者のテュルゴーとスイス生まれの銀行家であるネッケルを指名しました財政政策の責任者として登用しました。
当時の財政改革を行うためには、特権身分からの課税が不可欠であると考え、聖職者や貴族を課税対象に含めようとしました。しかし聖職者と貴族からの反発に遇い、フランス革命へと発展していきました。

これがナポレオンが生きたアンシャン=レジームと呼ばれる時代です。

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