icon会員登録 icon資料請求 iconお問合せ iconカート

検索:

cart お問い合わせ 資料請求 新規会員登録 tel

ホーム  > ブログ  >  収集の手引き【第1章】~第4項~「コイン選びに役立つ雑学(後編)」

BLOG

コインパレスのコインコンシェルジュブログ

2020.08.24収集の手引き

収集の手引き【第1章】~第4項~「コイン選びに役立つ雑学(後編)」

 

「コイン選びに役立つ雑学(後編)」

 

アンティークコイン投資に役立つ知識や、知っておいて損はない雑学など、コイン探しが楽しくなること請け合いの情報あれこれ、後編をお送りします。後編は、いろいろな国のコインについて!

 

5.「アメリカコインは投資に不向き?」

アメリカでは、クラシックカーやビンテージジーンズなど、あらゆる物が現物投資の対象となっていますが、コインもその一つで、とても人気があります。

それを象徴するかのような投資大国アメリカならではの景気のいい話をご紹介します。

1794年にアメリカで初めて発行されたフローイング・ヘア・ダラーと呼ばれる1ドル硬貨がありますが、その見本として作られたコインに対して、2013年に、約11億円という高値がつきました。試鋳貨であるために、これほどまでの値がついたのです。

もはや誰もがおいそれと手を出せる金額ではありません。アメリカのコイン市場では、この他にも7億や5億といった途方もない値段がついたコインがあります。

つまりアメリカのコイン投資市場は、すでに価格が上がりすぎており、今から参入しても利益を得るのは難しいのです。いくら人気があっても投資としてうま味があるかどうかはまた別のお話です。

 

 

6.「コインは、古いほどいい?」

じつはコインは古いほど価値および値段が高い、とは言えません。

古代コインには、新しいコインにはない手作り感や時代を経た重みといったものがあり、悠久の歴史ロマンを感じさせてくれます。しかしじつは古代コインには、発掘リスクというものが存在します。
土地を掘ってみれば由緒ありげな壺が発見され、中にはコインがたっぷり詰まっていた。これはコイン投資にとっては少なからず脅威なのです。お宝が見つかることは、本来なら喜ばしいことのように思えますが、なぜでしょうか?

それは、コインの価格を決める希少性が損なわれてしまうから。これまで100枚しか残っていないと思われていたものに、新たに100枚見つかったとなると、価格が下がってしまうのです。

さらに詳しく言いますと、例えばイギリスのアンティークコインなどは、きちんと発行枚数の記録が残っているので、今現在、どのくらいコインが残っているかが把握できています。しかし古代コインについては、そもそも最初に発行された枚数が分かっていません。
ですから、どこかの遺跡やどこかの沈没船から、大量に同じコインが見つかって価格が下がってしまうという可能性がないとも言えないのです。古代コインには、このような発掘リスクという危険要因も存在します。

 

 

7.「人の手が加わると……」

個人的な好みですが、神聖ローマ帝国のコインの中には、優れたデザインのコインもありとても魅力を感じます。
しかし、神聖ローマ帝国のコインは、各都市や地域ごとに独自のコインが発行されていたため種類が多く、投資に向いているコインが絞りにくいという欠点があります。

また、ドイツ人といえば、DIY好き。職人の技術力も高く、工業技術力にも優れています。そのためか、ドイツのコインには補修されてしまった物が多く存在します。
残念ながら磨いたり洗ったり補修されたコインは、ディテール鑑定を受けてしまい価格も下がります。コイン業界には、傷やへこみもそのままに手を加えないコインのほうが価値が高いという 世界共通の認識があるからです。

 

 

8.「新興国のコインは伸びしろがある?」

中国を始めとして、シンガポールやマレーシア、タイ、フィリピンといったアジアの国々が、新興勢力として発展し、国力を着々と蓄えてきています。
どの国の国民も最初は自国のコインに興味を持つ傾向が高いことから、新興国のコインに投資をしてはどうかと、すすめるディーラーもあるようです。

たしかに発展途上国への投資も面白いとは思いますが、そういった国のコインが、果たしていつ値上がりするのか、それは誰にもわかりません。いい例が日本です。
バブル景気の頃には、ジャパン・アズ・ナンバーワンとまで評価されていましたが、日本のコインはさほど高い評価を得ることはありませんでした。

つまり経済の発展とその国のコインの値上がりに相関関係はないのです。

コインに関しては、他の投資のように国の経済成長率で判断するのではなく、デザインの確かさや、美術品としての価値の高さ、希少性、歴史的な重みといった独自の視点でもって判断すべきでしょう。

 

9.「結論! 買うべき国のコインとは?」

これまで、海外で人気のコインについていろいろな角度から検証してまいりました。それでは、これから投資を始めようという人が、投資目的で買うべきなのはどのようなコインなのでしょうか。

ずばりイギリスコインがおすすめです。イギリスコインのメリットとは。

一つはイギリスという国の知名度が高いこと。

二つ目は人気の割にまだまだ値段が安いこと。

三つ目は優れたデザイン。

同様の理由から、フランスのコインもおすすめできます。しかし、フランスは革命によって王政とは決別しました。そのいっぽう、イギリスは今でもエリザベス女王を筆頭に、王室の人々が世界中の話題を一心に集めている国です。

イギリスでは、今でもエリザベス女王の肖像を刻んだ記念コインが毎年のように発行されており、これらはモダンコインと呼ばれています。モダンコインも最近では、投資目的の需要がかなり増えており、こちらも注目です。

 

 

【コインコンシェルジュのつぶやき】

なお、最近、コインの売買が盛んになったことで、いいコインが無くなってきていると、主張する人たちがいます。しかし、私はそうは思いません。
いいコインが市場から姿を消しているだけで、コインの名品はまだまだたくさんある、そう思っています。

実際、私どもコインパレスでは、世界中を探してコインの名品を見つけ出し、オーナー様と直接交渉するのが基本です。もちろん一朝一夕に売っていただけるわけはありません。
丁寧にオーナー様と信頼関係を築くところから初め、時間をかけて粘り強く交渉する、コインをご提供する裏には、このような地道な努力があるのです。