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2021.10.25スタッフブログ
【速報】ロイヤルミントから待望のニューゴチッククラウンが発売か…?!
ご挨拶
ショールームから望む今日の神戸中心地の様子
皆様こんにちは。
イギリスコイン専門店、コインパレスの室田でございます。
今日の神戸は久しぶりの雨模様となり、六甲山には深い霧が立ち込めております。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
本日は、イギリスのコイン史を揺るがすような速報をお知らせ致します。
あの伝説のコイン、「ニューゴチッククラウン」がロイヤルミントからリリースされるとの噂が巷で出ております。
公式情報はまだ解禁されていないものの、イギリスのディーラーの間では既に盛んに話題に上がっております。
本当にリリースされるのであれば、どんなラインアップになるのか。
本日は、コインコンシェルジュの視点からこの興味深い噂話をご紹介いたします。
これまでのロイヤルミント・グレートエングレーバーのおさらい
引用:ロイヤルミント
2019年の暮れに衝撃的デビューを飾ったロイヤルミントによる「グレートエングレーバー・シリーズ」。
第1弾に「ウナとライオン」、翌年2020年に第2弾として「スリーグレーセス」が発表され、リマスター版ならではの精度の高さと、過去の名作を蘇らせるという21世紀ロイヤルミントならではの芸術性豊かな企画が大きな反響を呼びました。
そして何よりも2作連続で英国貨幣史上最大の天才彫刻師、ウィリアム・ワイオンの傑作を選定することにより同シリーズの将来性を明確に提示した点こそ、過去2回のリリースが成功を収めた最大の理由ではないでしょうか。
この時点での我々の最大の関心事は、当然第3弾についての最新情報をおいて他にありません。
3作目はあの幻の「ゴチッククラウン」か…?!
今年一足先にオルダニー島からリリースされたニューゴチッククラウン
1年に1作品のペースで発表を続けて来た同シリーズですが、10月に入り、ロイヤルミントによる正式な発表はまだ無いものの、ディーラー情報として第3弾についての詳細が徐々に耳に入って来るようになりました。
今回、同シリーズ第3弾には英国貨幣界の奇跡と謳われる名貨「ゴチッククラウン」が選定されることが非公式に噂されていますが、これが実現しますと3作続けてウィリアム・ワイオンの作品が取り挙げられることになります。
ヴィクトリア朝初期のロイヤルミントで長年、彫刻部門主任を務めたワイオンの最円熟期を示す「ゴチッククラウン」が21世紀の最新技術によってリマスター版として蘇るということほど、英国貨幣を取り巻く世界にとってこの上なく喜ばしいことはありません。
また「ゴチッククラウン」は今まで銀貨のみの流通が主流であったため、金貨バージョンとしてリマスターされることは英国貨幣史に残る偉業として後々まで語り継がれることでしょう。
気になるリリース時期を予測
オルダニー島ニューゴチッククラウンの銀貨
まだ予測の域を出ない不確かな内容ではありますが、これらが現段階における非公式の情報としては十分に我々の想像力を掻き立てるものであることも頷けます。
同シリーズの過去の2作とは異なり、オリジナル「ゴチッククラウン」のコイン両面のデザインが採用されるとのことで、それぞれのデザインを裏面に描く2種のコインが発行されることがほぼ確実視されています。
またそれらのコインは2度に分けてリリースされるとの噂もあり、1枚目は年内にリリースされるのではないかとも囁かれています。
1枚目の購入時に2枚目の予約ができるシステムが導入されるとの情報もありますが、セットでの購入希望者のニーズに見合う販売方法ですので、これは是非とも実現して頂きたいものだと思います。
もちろん作品の性質上、2種セットでの同時リリースも十分に考えられます。
エリザベス女王の肖像画は第5肖像が採用されるか…?
エリザベス女王の第5肖像が刻まれたロイヤルミント・アリスコイン
「ゴチッククラウン」リマスター版はモダンコインの範疇に入りますので、2種それぞれのコイン表面に現英国君主であるエリザベス2世の肖像画、それも現行のジョディ―・クラーク作「第5肖像」が採用されることは、過去のモダンコイン・リリース時の例からも間違いないはずです。
それぞれのコインの裏面にはオリジナル「ゴチッククラウン」の表面のデザインであるヴィクトリア女王の肖像画と裏面の十字の盾形の連合王国各国の国章の意匠が変更なくそのまま踏襲される確率が高いとのことです。
コインのデザインはどうなる…?!
1847年発行のオリジナル版ゴチッククラウン
コインのエッジに関しましては1847年の初発行版、また1853年の追加発行版それぞれに刻印無しの「プレーンタイプ」と、ヴィクトリア女王の即位11周年を意味する「アンデシモ」の刻印入りの2種が存在することは周知の事実です。
この度のリマスター版の発行に際してどちらが採用されるかは未定で、この点については噂すらもないのが現状ですが、モダンコイン、またリマスター版としての性質上、ヴィクトリア女王の即位を示唆する「アンデシモ」の刻印は避けられ、「プレーンタイプ」が選択されるのではないかと推測致します。
「ゴチッククラウン」の過去の人気の最大の理由の一つとして、中世の書体「ブラックレター」の採用が挙げられます。
このため、オリジナルに忠実なリマスター版ということであれば裏面の碑文、もしくは両面共にこの書体での碑文か取り入れられることは十分に考えられます。
発行年2022年の書体がローマ数字で表記されるか、あるいはブラックレターで刻まれるかの議論はすでに始まっているようですが、表面のエリザベス女王の肖像画に付される場合のみローマ数字で表記されることももちろん予測できます。
当然アンティークコインのファンとしては両面共にブラックレターで、というのが本望かも知れません。
オリジナル版の詳細はこちら
※人気商品の為、価格が変動する場合がございます。
現在の価格はオンラインショップでご確認下さい。額面・スペックを大胆予測!
オルダニー島ニューゴチッククラウンではマットプルーフ貨もリリースされました
コインのバリエーションに関しましては、過去のリマスター版ウナ&ライオンやスリーグレーセスの額面・スペックが踏襲されると見てほぼ間違い無いように思われます。
5、3,1キロなどの大型コインを筆頭に各種サイズが用意され、高純度のゴールドとシルバーを素材とするリマスター版として大々的にリリースされることでしょう。
徐々に輪郭を明らかにしつつある「偉大なる彫刻家シリーズ」第3弾「ゴチッククラウン」ですが、詳細発表時に再び世界を騒然とさせ、一世一代の才人ワイオンの手による古雅な趣を湛えた世紀の意匠が、鮮烈な輝きに満ち溢れたゴールドやシルバーの上に完璧に再現される瞬間は刻一刻と迫りつつあります。
オルダニー島ニューゴチッククラウン 好評受付中
本日は、ディーラーの間で囁かれている噂話をご紹介いたしました。
ロイヤルミントからもし本当にニューゴチッククラウンが出るとすれば、一足先に今年リリースされたオルダニー島ニューゴチッククラウンの再注目が予想されます。
現在、弊社コインパレスでは、金貨・銀貨それぞれプルーフ・マットプルーフの二種をご用意。
同じ素材・表面加工・額面の「バージョン1」と「バージョン2」を2枚セットでお届けいたします。
現在、納期は1~2か月を予定しております。
伝説のコインをリーズナブルに入手できる貴重な機会でございます。
どうぞお見逃しのない様、お早めにお問い合わせ下さいませ。
プルーフコイン(金貨)商品詳細
プルーフコイン(銀貨)商品詳細
マットプルーフコイン(金貨)商品詳細
マットプルーフコイン(銀貨)商品詳細
~ご注意~
※異なる素材・表面加工・額面を組み合わせることはできません。
※1枚単体での販売はおこなっておりません。