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2017.11.30アンティークコイン
同じユーロでもデザインが違う!ユーロ各国の硬貨をご紹介〜
弊社のエージェントの1人、Kayoさんから海外渡航記の投稿(第7回目)です
存分に楽しく充実した旅を堪能されているKayoさんの日々をご覧ください
希少コインを求めてヨーロッパを放浪する旅、
これまでフランス・ドイツ・イタリアを訪れましたが、両替所でアンティークコインが気軽に買えたり、コインの自動販売機があったり、
そして至る所に紋章が彫られてあったり・・・ここヨーロッパでは人々にとってコインを含む芸術作品は身近なのだと感じました。
フィレンツエェは今日も雨、朝から近くのカフェでエスプレッソとクロワッサンをいただきます。

イタリアもフランスもドイツも、ヨーロッパは”カフェ文化”。
日本で言う、「ちょっとコンビニに行く」感覚で人々はひとときの休息を求めカフェに向かいます。
そしてこちらはエスプレッソが1ユーロ、クロワッサンも1ユーロ30セントと、安い!
バターたっぷりのクロワッサンの香りに惹かれてついつい足も伸びてしまいます。
ショーケースに所狭しと並べられたパンの中から一つを選び、カウンターで注文します。
「会計は2ユーロ30セント」です。
え〜と、お財布の中から1ユーロを2枚と20セントと10セントを探す・・・1ユーロを2枚・・・
んっ!?あれ?
この2枚の1ユーロ硬貨、よく見たら絵が違う!!
同じ1ユーロでも一つは鳥の絵が、そして一つはおじさんの顔が描かれています。
「この鳥の絵はおそらくドイツ議会の鷲だよな・・・ってことは、
もしかして、国によってユーロのデザインって違うの!?」
まさかそんな面倒なことを・・・
と思いつつも気になったのでカフェの店員さんに聞きました。
私「ユーロって、国によってデザイン違うの?」
店員さん「うん、違うよ!もっとも、Bill(紙幣)はユーロ共通で、Coin(硬貨)が違うだけだけどね!
ただ、フランスの硬貨もイタリアで使えるから全く問題はないよ!」
とのこと。へぇ〜〜〜っ、国によって硬貨のデザインを変えるなんて「大変ねぇ・・・」なんて日本人感覚だと思いがちだけど、
ヨーロッパではあえてそのデザインの違いを楽しんでいるのかな。
やっぱりコインに芸術性を見出しているようだ。
いずれにせよ、ユーロ硬貨がそれぞれどんなデザインなのか気になるので、
ここで一旦「各国のユーロ硬貨」を知っていきたいと思います!
同じユーロでもデザインが違う!ユーロ各国の硬貨をご紹介〜
ユーロ硬貨共通の面
まずユーロ硬貨には「共通面」と「各国面」があります。「共通面」は以上のデザインとなっており、2ユーロから10セントまではユーロ圏内の地図が、
そして5セントから1セントは「世界地図の中のユーロ」が描かれています。
1〜10セントは銅、20,50セントはゴールドの銅、1ユーロは中心が白で外周がゴールド、
そして2ユーロはその反対で中心がゴールドで周りが白です。
日本の硬貨より種類が多いので、最初はコインで支払うのに時間がかかりました。
ユーロ硬貨各国の面
「各国面」は国によってその種類はさまざまです。
2ユーロから1セントまで1種類のデザインで統一されているところもあればイタリアのように全てデザインが違うものまで。
また「君主制」の国では当代君主の肖像画が多く、「共和制」の国では有名な建築物などが描かれています。
そのあたりの違いを楽しみながら、以下各国のユーロ硬貨をご鑑賞ください。
アイルランド

イギリス連邦の国章の1部でおなじみ、アイルランドの紋章である「ハープ」です。
2ユーロから1セントまで全て同じ模様です。
フィンランド

フィンランドらしい、なんだか可愛らしいデザイン。
2ユーロはクラウドベリーの実と花、1ユーロは羽ばたく白鳥、セントは国章であるライオンです。
ヴァチカン

カトリックの総本山であるバチカンは、教皇が変わるたびにデザインが変更されています。
現在はベネディクトです。信者なら全ての教皇を揃えたい!
フランス

ユーロは木と六角形とフランスのモットー「自由、平等、友愛」、
50〜10セントは「種を蒔く人」、
5〜1セントはフランス共和国を象徴するマリアンヌです。
ドイツ

ドイツらしい、シンプル薄味なデザイン。
ユーロは国章の鷲、50〜10セントはブランデンブルグ門、
5〜1セントはオークの小枝です。
ギリシャ

これはまた美しいコイン!
2ユーロはギリシャ神話のエウロバ、1ユーロはアテナイ、50セントは政治家のヴェニゼロス、
20セントは同じく政治家のカポディストリアス、
10セントは詩人のリガス・フェレオスそして5セントから1セントにかけてギリシャ船の現代→古代へと遡ります。
繊細な彫刻が美しいですね。
ベルギー

君主制のベルギーの硬貨は全て国王アルベール2世の肖像画です。
オーストリア

オーストリアはテーマに沿ったデザインが特徴ですね。2ユーロはベルタ・フォン・ズットナー、1ユーロはモーツァルト、
50〜10セントは近代から中世にかけての建築様式で50セントがアール・ヌーヴォー、
10セントがゴシック様式、5セントがバロック様式です。
2セントはエーデルワイスで1セントはリンドウですね。
ポルトガル

こちらはまた洗練された造り・・・と思いきや、どれも印章なんですね。
イタリア

さすが絵画の国!イタリアでは全て違うデザインが施されています。
2ユーロはラファエロの「ダンテ」、1ユーロはダヴィンチの「理想的な人体」、
50セントは5賢帝の最後の皇帝であるマルクス・アウレリウス・アントニヌスの銅像、
20セントはウンベルト・ボッチョーニの「空間における連続性の唯一の形態」、
10セントはボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」、5セントはコロッセオ、
2セントはモーレ・アントネッリアーナ、1セントはカステル・デル・モンテです。
名作揃いで興奮します!!
ユーロ各国硬貨まとめ
いかがでしたか?今回1部のユーロ硬貨をご紹介しましたが、そのデザインは国によってテーマが全く違いました。
コインの彫りの感じも国によって違っていて「それぞれの造幣局の味」が出ていたと思います。
直線的なデザインが多い国もあれば、非対称でゴツゴツした味のある国も・・・。
それに、EUの加盟国が増えれば硬貨の「共通面」のデザインも変わることになります。
年代を経て徐々に変わっていくユーロ硬貨の収集は、コレクターにとって長く険しい旅になるかもしれません。
全て揃えたら博物館ができそうなユーロ硬貨、これからも研究を進めていきたいです。
アンティークコインのコインパレス
http://coinpalace.jp






















イギリスコイン






























